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NHK「クローズアップ現代」、アスペルガー症候群

ここでは、「NHK「クローズアップ現代」、アスペルガー症候群」 に関する記事を紹介しています。

今日のNHK「クローズアップ現代」は、”アスペルガー症候群、企業は今”という特集でし
た。

今注目されている脳の発達障害の疾病「アスペルガー症候群」。


通常の対人関係が築けない、言葉の多様性を理解できない、極端に融通が利かない、などの
特徴があり、社会生活上重大な支障をきたす症候とされています。


一方で、高い能力を持つ場合があり、アインシュタインやニュートンもアスペルガー症候群だった
と指摘する研究者もいるそうです。


ところで企業で働く人の中で、人間関係でつまづいたり、通常のコミュニケーションが取れない人の中に
この「アスペルガー症候群」の人がいることが最近理解されるようになり、企業としての対応
が問題になっているようです。


こうした人への企業の処遇の仕方、戦力としての用い方などを番組では紹介していました。


番組では2人のアスペルガー症候群の人を紹介していましたが、その2人共が東京大学、早稲田
大学を卒業しており、頭脳は優秀であることが予想されました。


これは対社会への適応は困難だが、高い集中力を持つという同症候群の特徴を現していると
思われます。


早稲田を出た人は、IT関連企業に障害者扱いで採用され、優れた文章力を認められてリクルート
関連のブログの作成を任され、そのブログは就職活動の学生の人気NO、1になったといいます。


東大卒の人は、数学的統計学的な能力が高く、不動産会社で土地評価の分析などの仕事を任されて
いました。


いずれも会社にとっては、優れた戦力になっており、閑職的な仕事をしているわけではありません。


これは雇用した会社がアスペルガー症候群のことをよく理解し、その能力を発揮できるような
仕事を任せ、周りの社員達も協調する環境があるからだということでした。


こうした例は稀有なことで、まだまだ日本ではこのように積極的にアスペルガーの人を受け入れる
企業は少ないようです。


対人関係が苦手、相手の感情を読めない、言葉を上手く使いこなせない、そういう人は多いと
思いますが、アスペルガー症候群との違い・境界線はどこにあるのかというと、ハッキリとした
線引きはまだ確立していないようで、医学的な脳の器質的変化とかの基準もないようです。


番組に出ていた専門家からも、そういった基準の開示はありませんでした。


結局、総体的に対社会不適応というのが診断基準のようです。


このアスペルガー症候群が注目されるようになったのは、現在の社会ではコミュニケーション
が欠かせない状況になってきているからだと専門家は言っていました。昔は人と関係を持たず
一人で仕事を完結させることができる職種が結構あったが、今はそのような仕事はどんどん減って
いて、あっても社会の隅に追いやられている状況です。


そのため、昔もあったかもしれないアスペルガーが、顕在化してきているという背景があるよう
です。


高い集中力に伴う高度な技能を発揮できるアスペルガーの人は社会で活躍できる可能性が
あるのでまだ救われますが、そうでないタイプの人は何らかの支援が必要でしょうね。





「大人のアスペルガー症候群」



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