NHK「あさイチ」、アトピー性皮膚炎は、簡単ケアで劇的改善ができる

ここでは、「NHK「あさイチ」、アトピー性皮膚炎は、簡単ケアで劇的改善ができる」 に関する記事を紹介しています。

今日9月5日のNHK「あさイチ」は、”最新研究 治せ!アトピー性皮膚炎”という特集でした。

難治といわれるアトピー性皮膚炎は、簡単ケアで劇的改善ができるという内容でした。

医学的監修は、国立成育医療研究センターのアレルギー科医長、大矢幸弘医師でした。

現在、アトピー性皮膚炎は真の原因が分からず、年々患者は増える傾向にあり、国の
調査では、何と国民の1割がアトピーだということです。

子供だけでなく、成人でも突然に発症することがあり、薬を飲み続けても効果がない
という人も非常に沢山います。

番組ゲストの森公美子さんもアトピー性皮膚炎だそうです。

番組では、「最新研究」に基づき、ごく簡単なケアをすると、子供のアトピーがスベスベ
の肌に変わり、かゆみが全くなくなり、成人のケースで十数年も苦しんだ手の平・足の
裏のひどい皮膚炎が、わずか9日間できれいになった例を挙げ、”アトピー性皮膚炎は
もう治すことができる”とアピールしていました。

さて、この「最新研究」ですが、それは5年前に海外の研究論文に発表された「フィラグリン
というタンパク質に関するものです。

人間の皮膚の最表面には角層というものがあります。ここは外界の刺激物から皮膚を
保護するバリア機能をもっています。そして角層を守っているのが、「フィラグリン」と
いうタンパク質。ところがこれに異変が起こると、角層が崩れて外界の刺激物(抗原
物質)が皮膚の中へと侵入し、皮膚炎を起こします。

それがアトピー性皮膚炎の状態だということです。

痒いからと掻くと、角層はますます崩れて、皮膚炎は悪化してしまいます。

日本人のアトピー性皮膚炎の27%にこの「フィラグリン」の異変があるとされて
います。

この最新研究の成果は、後々治療薬の開発などに生かされることになるでしょうが、
インパクトがあったのは、”角層のバリア機能の低下を正せばアトピー性皮膚炎は
劇的に改善する”ということにあったようです。

日本の皮膚科医学界でも、アトピーの治療における皮膚の角層のケアの正当性が裏付けら
れたと捉えているようで、治療法の大きな柱が確立されたということらしいです。

アトピーはアレルギー疾患なので、普通アレルギー源となるもの(食べ物では小麦粉など)
を原因物質として取り除くようにしますが、この研究によって皮膚のバリア機能を正せば
アレルゲンになる物質に関係なくアトピーは治まる、と考えてよくなったらしいです。

要するに、食物などアレルギー源となる物質はアトピーの原因ではなく、むしろ結果
かもしれない。本当は皮膚角層のバリア機能の低下が原因である。

アレルギー源とされている食物を食べないようにしているのは、結果を追いかけている
ことになり、正しい対処法ではない可能性がある。

番組中では、このことはサラッと触れただけでしたが、核心的な重要なところだと思い
ます。

番組では、この後アトピーの正しい治療法へと移りましたが、「フィラグリン」が
どう関係するのかなど関連性には言及せず、少し疑問が残りました。


アトピーの治療法

毎日のスキンケア(入浴と肌ケア)が重要ということです。

・入浴時は石鹸をよく泡立て、泡で肌の汚れを落とす。石鹸を肌に直塗りしない。
 あわ立てネットなどでよく泡立てて、その泡で黄色ブドウ球菌などの雑菌を吸着して
 落とすというイメージ。泡は手の平に乗せて、それを逆さにしても落ちないくらいに
 しっかり泡立てる。

・洗い方は、手の平で肌をやさしく揉むようにしてしっかり洗う。ただ撫でるだけの
 ような方法ではブドウ球菌などを洗い落とせないので注意。関節のシワの部分は伸ばして
 洗う。そして石鹸の成分を残さないようしっかり洗い流す。

・石鹸やシャンプーは無添加のものの方がよい。石鹸成分をしっかりと洗い流すことが
 大切。石鹸成分が残ると、皮膚のバリア機能を低下させる。タオルで洗ってもよいが、
 その場合は刺激の少ない柔らかい素材のものを使う。

・入浴後は必ず保湿剤などで保湿ケアをする。保湿剤は病院処方のものでなくとも、
 市販のものでよい。その際はパラベンなど防腐剤の入ってない低刺激のものにする。

・保湿剤の量は、チューブ入りの場合、人差し指の先から第一関節まで出した長さの
 量が、手の平の面積2倍分(塗るところの)に相当する。つまり肘から手首まで
 保湿するにはそのくらいの量を塗る。これは普段使っているより相当多い量だと
 思います。


次に、【ステロイド薬(塗り薬)の使い方

番組では、「2009年のアトピー性皮膚炎の診療ガイドライン」に記載されている方
法に準拠して、ステロイド塗り薬の使い方を紹介しました。

ステロイド薬というと副作用に対する恐怖心から、使用をためらい勝ちになりますが、
一般に飲み薬より塗り薬は安全性が高いとされています。この点は、大矢幸弘医師も
指摘していました。

薬を使っているのにアトピーがなかなか治らないという場合、ステロイドに対する
恐怖心から、効かない程度の中途半端な量で使っていることが多く、治るものも治らない
例が多いということでした。

正しい使用量は、保湿剤の場合とほぼ同じ量でした。これはかなり多いと感じる量
でしょう。

アトピー性皮膚炎の皮膚は表面がデコボコしているので、ステロイド薬を薄く延ばした
のでは、くぼんだ部分に薬が入ってしまうだけで、肝心の炎症のある凸の部分に薬が
行き届きません。

だから、薬を皮膚に乗せる感じ(あるいは膜を張る感じ)で塗っていかないと、効果が
でないそうです。

現に海外では100gや200gといった量のステロイド薬があるそうです。


また、ステロイド薬(塗り薬)は、強さに5段階あり、皮膚も部位により吸収率が
かなり異なるので、症状により使い分けが必要だということです。
これについては、ネットなどで調べられるそうです。

番組では、5歳の女の子と、40歳男性のアトピー(手の平と足の裏に酷い症状)を
番組紹介のスキンケアとステロイド薬で治療した結果、どちらも症状が劇的に改善
しました。

男性の場合は、東京逓信病院(アトピー治療に定評)で治療を受け、わずか9日間で
改善してしまいました。


以上、今日の「あさイチ」は、アトピー性皮膚炎は、スキンケアと薬の正しい使い方
で劇的に改善できる
ということでした。

そして大切なのは、ちゃんと症状が治まるまで治療を続けるということのようでした。


◆ 参考記事
(h24,7,1、TBSで放送)
「アカルイ・ミライ」、アトピーのかゆみ抑えるダチョウ抗体ジェル

◆関連記事
NHKスペシャル「アレルギーを治せ」、アトピー最新治療法

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