NHK「ミラクルボディー」、ウサイン・ボルト驚異の肉体

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7月14日のNHKスペシャル「ミラクルボディー」は、”ウサイン・ボルト 限界に挑む驚異の肉体”という特集でした。

ロンドン五輪を前に、オリンピックに出場する世界的なアスリート達の肉体の秘密を解明する
このシリーズ、第一回は陸上短距離の王者ウサイン・ボルトの人類最速の秘密を探る企画でした。

今回は、室内陸上競技場で実際にウサイン・ボルトに全力で走ってもらい、様々な計測機器で
その速さの秘密を探る手法を取りました。

その結果、ウサイン・ボルトの走りには他の陸上選手にはない奇妙な特徴が発見されました。

それは、肩を極端に傾け(左肩を上に)、骨盤を大きく揺らして走る、不安定な走りでした。
世界記録を叩き出すボルトの走りが、身体の土台ともいえる骨盤を大きく揺らしながらの不安定
なものだったという発見は、彼の加速力を説明できるものではありませんでした。

しかし、その一見奇妙なフォームにはボルトの隠れた病気の存在がありました。

それは、生まれつきの『脊柱側わん症』です。
ボルトの背骨はS字状に曲がっているために、走る時に背骨の揺れ幅が大きく、肩と骨盤が
不安定に揺れてしまうのです。

そして、側わん症による不安定な走りのリスクは太腿の裏側の筋肉(大腿三頭筋=ハムストリングス)
の「肉離れ」となって現れます。特にボルトの場合は、走る時に左側の骨盤が前傾するために
左のハムストリングスに大きな負担がかかり、肉離れが起き易いリスクがありました。

事実超音波検査をすると、肉離れを起こした跡がありました。幸い今シーズンは肉離れは
治まっているらしいですが・・・。

では、そんなリスクを持つボルトが世界記録の走りができるのは何故か?
それには苦難に打ち勝った歴史がありました。

元々内気だったウサイン・ボルトは、大きな大会の大勢の人前で走るのは苦手だったそうですが、
世界ジュニア選手権で金メダルを取ったことなどで、徐々に自信を付けていったようです。
しかし、側わん症による肉離れに悩まされるようになり、18歳で出場したアテネオリンピック
では、肉離れで予選5位で敗退しました。

2005年ジャマイカの世界選手権では国民の期待を背負っていましたが、本番レースで
肉離れを起こし、失速してしまいました。

この件で期待を裏切ったボルトは、社会から叩かれ見放されてしまった時期がありました。

世界一の夢を諦めきれないボルトは、ハムストリングスの欠点をカバーするために、3年間
海外のサッカーチームのコーチの元で以下の肉体改造に取り組むことにしました。
・ハムストリングスと連動する筋肉を鍛え、負担を減らす
・ハムストリングスそのものを鍛える。

その結果、筋肉の鎧を身に付け、体重も10キロ増えて、ウサイン・ボルトは蘇りました。

その頃彼の気持ちにも変化が現れ、真の陸上での世界王者になるために、それまでの200メートル走
から100メートル走への転向を望むようになっていました。

彼のコーチはある理由でなかなか許可しませんでしたが、やがて許しが出て、ボルトは2008
年北京オリンピックに100メートルで出場、9、69秒の世界新記録で金メダルを獲得しま
した。
その時のトップスピードは時速44,46キロ。肉体改造の効果は、ハムストリングスの欠点
を補うだけでなく、左足に強い力を獲得したことで強力な推進力をも得ていました。

その後は、2009年に9,59で100メートルの世界記録を更新しています。

このように、科学的な分析では説明が難しい不安定な走りでの世界新記録は、側わん症を克服
するための強靭な肉体への改造から生まれたものでした。

でも、記録のさらなる更新目指すボルトにとって、背骨との戦いはまだ終わってはいません。

韓国デヴの世界陸上での”フライング”。スタートにあせった結果です。

あれはたまたまのミスだったのではなく、ボルトにとっての新たな課題の取り組みが背景に
ありました。

100メートル走で戦うには、最終的にはスタート勝負が欠かせないそうです。
しかし、ボルトは背骨が曲がっているために、最初の足を真っ直ぐに出すことが難しく、膝から
下が外側に曲がってしまいます。そのためにロスが出ます。以前の覇者のパウエルに比べ、
0,05秒踏み出しが遅くなっていました。

しかも、スタート時は骨盤の前傾が強いのと、蹴り出しため、ハムストリングスに強い負荷が
かかります。そのリスクが絶えず付きまとうことになります。

こうした点を考え、コーチはスタート勝負をあえてしなくてよい200メートル走をボルトには
勧めていたという訳です。

現在、ボルトはスタート時の練習を重ねていて、ロンドン五輪でその成果が試されようとして
います。


以上、番組の内容でしたが、ウサイン・ボルトはてっきり生まれつきの才能で、陸上王者になった
と単純に思っていましたが、生まれつきの病気をかかえ、そのリスクと戦いながらレースをして
いたとは驚きました。

彼の不屈の精神は凄いし、人間の肉体の可能性も素晴らしい。

ロンドン五輪の陸上100メートルが、これで一層面白くなりました。



◆参考記事
世界陸上の色々な楽しみ方

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