日曜美術館「ロバート・キャパの知られざる真実」

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Eテレ「日曜美術館」(3月10日)で、”ロバート・キャパ、知られざる真実”という特集がありました。

最近、ロバート・キャパの有名な写真「崩れ落ちる兵士」が、本当に銃弾に倒れる兵士の写真なのかという疑義で話題になっているようですが、今日の日曜美術館は、伝説の戦場カメラマン、ロバート・キャパの本当の姿を探ってゆきました。

私も今回の番組で知って驚きましたが、『ロバート・キャパ』は実在せず、架空のカメラマンだったそうです。

我々がよく目にするダンディな『キャパ』は、本名をアンドレ・フリードマン(1913~1954)といいます。ユダヤ人です。

1930年頃、彼はナチスのドイツを逃れ、フランスに渡り、通信社で働くようになります。やがて友人の紹介で、「ゲルダ・ポホリレ」というやはりユダヤ人の女性と知り合い、二人は仕事上のパートナーとなりました。ゲルタがカメラマンのフリードマンをマネジメントするといった関係のようでした。

しかし、中々仕事はうまく行かなかった時、ゲルタが架空の写真家『ロバート・キャパ』を作りあげることを思いつきます。そして、キャパの名で写真を撮ると、人気が出て、仕事は増え写真は3倍の値段で売れるようになりました。

ゲルタのアドバイスで、キャパ(フリードマン)は腕のいい金持ちの写真家というイメージ戦略を行い、有名になったのです。

1936年には、スペイン内戦を取材。戦場写真家のパイオニアとして、その生々しい写真が有名になり、あの「崩れ落ちる兵士」の写真を撮りました。

このスペイン内戦には、パートナーのゲルダも同行していました。そして、フリードマンの写真技術を学びながら、自らもキャパの名で戦場の報道写真を撮るようになっていきました。

実は、この頃の『ロバート・キャパ』の写真は、2人のものが混在していたようです。しかし、2人の使うカメラが違っていたので、取られた写真の形からある程度区別がつきます。
フリードマンのカメラはライカで長方形の写真、ゲルダのはローライフレックスで正方形の写真だったからです。さらにゲルダの写真は下から映す構図が多く、光の使い方が秀逸だという特徴もあったようです。

ゲルダは一方で、傾倒していた日本の岡本太郎の名を取り、「ゲルダ・タロー」の名でも写真を発表するようになりました。

ゲルダ・タローは、反ファシズムの強い使命感を持ち、戦争に対する怒りも持って戦場に向かったので(フリードマンは性格的に弱い部分もあり、ミーハーでもあった)、被写体に迫って”一歩でも前に出る”写真の摂り方に徹していたそうです。そのため、より悲惨な場面を撮る傾向を持っていました。

フリードマンはそんなゲルダに追いたてられ、戦場では彼女の一歩後を行くことも多かったということです。

1937年には、フランスの「ルガール」という写真雑誌の表紙をゲルダの写真が飾りましたが、その年の7月、彼女は戦場で乗っていた車が戦車に押しつぶされ、26歳の若さで命を落としました。

フリードマンは、ゲルダ・タローの死後、『ロバート・キャパ』の演じ方に悩み、タローの分まで写真を撮ろうと、激しい戦場へ向かうようになりました。

そして、1944年6月の仏ノルマンディー上陸作戦に同行、戦う兵士と一緒に海に飛び込み、敵に背を向ける危険な状況下でカメラを構え、有名な「Dデイ」という写真を撮り、またも世界的に名を知られることとなりました。

フリードマンは、1954年第一次インドシナ戦争の取材中、地雷に触れて死亡しますが、戦争を糾弾しつつ戦場を職場とするジレンマの間で、ゲルダ・タローと二人、『ロバート・キャパ』という戦場写真家を演じていたのでした。


* 「横浜美術館」で、3月24日まで、”キャパ/タロー、二人の写真家”という展示会が開催中です。

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