「サイエンス・ゼロ」(Eテレ)、皮下脂肪に潜むスーパー細胞「ASC」が凄かった!

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先日深夜のE-テレ「サイエンス・ゼロ」という番組で、”天然の治療薬、脂肪に潜むスーパー細胞”というものがあった。

人間の皮下脂肪の中に、『ASC細胞』という幹細胞があり、その優れた能力の研究・開発が進行中で、今後いろいろな病気の安全な治療に役立ちそうだ。


まず番組冒頭で紹介されたのが、乳がんの手術でできた乳房の大きな窪みの修復に『ASC細胞』が使われた例。

46歳の女性は乳がんの乳房温存手術を受けたが、術後には胸に大きな窪みが残ってしまい、精神的に大きなダメージを負ってしまった。

そこで、ASC細胞を使った臨床試験を行っている鳥取大学医学部付属病院の形成外科で、自分から取った脂肪細胞にASC細胞を培養して胸に注入する治療を受けた。

すると、2ヵ月後には手術をしていない方の乳房と同じ柔らかさになり、その後は痛みも違和感もなく、元の体に近い状態になって、身心ともに健康体になれた。


この『ASC細胞』は、血管新生因子を放出するので、胸の窪みに注入すると、血管を新しく作って酸素と栄養を確保し、体に定着する。従来のただ脂肪を注入する方法では、脂肪が消えてしまうことが多いので、上手くいかないことが多かった。

この乳房再建法は、現在安全性を確認中で、5年後の保険適用を目指しているそうだ。



『ASC細胞』は、他の組織の修復・回復させる作用もあり、名古屋大学医学部では、腹圧性尿失禁の治療に、尿道の周囲に注入して衰えた筋肉を回復させる治験を行い、11人に治療を行って8人が改善、1人が完治とよい成績を上げている。


さらに、『ASC細胞』は、全く別の細胞に変わる「幹細胞」としての能力も持っている。これは、「ips細胞」や「es細胞」と同じ能力だが、それらと違うのは人間の体内に自然の状態で存在し、これまでの実験で”癌化”の例がないほど安全性が高いこと。

現在までは、脂肪、骨、軟骨、筋肉、肝臓に分化することが確認されている。


また、さらに優れた特性として、自ら体内の損傷部位を探り出し、そこへ移動して修復物質のサイトカインを放出する能力があること。肝臓やすい臓などの治療に期待できるという。

アルツハイマー病に見られる脳内の沈着性のタンパク質「アミロイドβ」にも、それを分解する酵素を運ぶ作用も持っている。


脂肪の中にある『ASC細胞』は、そういった”天然の治療薬”として、他にも多くの病気(生活習慣病など)の治療に役立つと期待されており、近い将来は多くの病気で体に優しく効果の高い治療薬として登場しそうだ。



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